朝ドラ「あんぱん」の主題歌を今日初めて聞きまして、とてもいい曲だと感じました。
特に後半の歌詞のこの部分


いつか来たる命の終わりへと　近づいていくはずの明日が
輝いてさえ見えるこの摩訶不思議で　愛しき魔法の鍵を
君が握ってて　なぜにどうして？
君に託した　神様とやらの采配　万歳


この鍵は、
いつか来たる命の終わりへと近づいていくはずの明日が輝いてさえ見えるそうです。
君とは自分自身（本人）のことだと感じました。
なぜにどうして？　どうして鍵を使わないの？　の省略だと感じます。
この鍵を本人に託した（何者かは知らないけれども）采配に感謝している、と受け取りました。
鍵を使用するかどうかは本人に委ねるという采配です。
誰もが鍵を握りしめたまま、委ねられている状況です。


解釈が正しいかどうかはわかりませんが（君の部分を朝ドラの主人公に重ねるのが一般的な解釈でしょうか）、これほど深い歌詞の曲を見ることは稀で、かなり感動しました。


応援歌に特化しているように思います。
この現代日本の時代状況を踏まえての応援歌。


アンパンマンのようなとんでもヒット作（ある意味、化け物であり神聖でもある）は、何か目には見えない多くの手助けがあったはずです。


子供を魅了する力はまさに人ならざるものの采配にさえ思えます。
伝説の作品にふさわしい、新しい時代の応援歌だと思いました。