忍者ブログ

しかしここで注意すべきことは、たとえ発端がデカルト哲学にあったにせよ、そこから今日まで急速に発展してきた近代科学の「機械論的世界観」を、デカルトの「機械論的世界観」と完全に同一視するわけにはいかないという点だ。

もともとデカルトは、たがいに分離、独立した二つの領域を問題にしていた。「思惟するもの」、すなわち精神と、「延長されたもの」、すなわち物質である。しかしニュートン物理学という強力な推進力を得て、そのうちの一つ、「延長されたもの」だけが、近代科学の対象になり、「思惟するもの」は、あたかも急発進した車から転げ落ちた荷物のように、置き去りにされた。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
09 2017/10 11
S M T W T F S
17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
HN:
Fiora & nobody
忍者ブログ [PR]