nobodyです。ここに今日書くことは、私は書きたくありませんでした。できることなら、一般的な話として聞き流していただけたらと願っています。ですがフィオラの意見は私とはだいぶ違うか、ひょっとすると真逆かもしれません。ですからこのように意見が大きく割れた(私がフィオラに同意できない)時、「私はこの話そのものを書きたくない」と心理的に抵抗するのですが、書かないことの方が不誠実かもしれないと結論を出した場合はこんな渋々の書き方になります。n

 

助けたいという特定の動機で「部屋に飛び込む」か悩んでいる方へ


”生前の”契約というのは、当たり前のことですが”生前の”知り合いと結んでいるものです。あなたたちが”生前の”知り合いに関する記憶をどのくらい綺麗さっぱり忘れているかご説明しましょう。


よくサスペンスドラマやミステリー小説などで「部屋の間取りから考えてこのスペースは違和感がある、あっ、やっぱり隠し部屋があった」という”間取り情報からの類推”がありますが、あれがまったく機能しないほど部屋の間取りという情報が「次元ごと削除されている」記憶喪失が、あなたがたに施されている記憶封印です。

 
もう少したとえて言うなら、契約書の契約条項欄が生前は5段あったとして、5つの契約をしたにも関わらず、生まれた瞬間にそれが3段に減少(欄そのものが消失)し、消えた2段分に関しては『一生涯、この条項が存在するかどうかを疑問にすら思えなくなってしまうほどの』忘れ方なのです。隠し条項の隠し方がこの世基準の中途半端な代物ではないということです。


自分が、それ(人・契約・世界)を知っていることを一生涯知らない状態にしてしまえるほどの記憶喪失を意図的に起こしているのです。一時的な封印ですから、しかるべき場所・タイミングで自分がそれを知っているという事実に直面することになりますが、これはゲームの裏であって、役者としては舞台袖に引っ込む瞬間までその知識は明らかにならないことがほとんどです。これをほとんどと書くのは、何事にもイレギュラーな事態を引き起こす厄介な存在・要因があるからです。


あなたたちにとって、一生涯自分の人生を支え、サポートしてくれる守護の霊は「相棒」です。その「相棒」のことをいま覚えていますか? 顔、癖、しゃべり方、それらを覚えていないなら、この情報の位置づけが上記の記憶封印に該当するということです。


一生涯、そんな「相棒」がいたかどうか知りえない。彼や彼女の存在を疑問に思うこともできない。


相棒の存在だけではありません。あなたたちは誰とどんな「契約」をしたかも消失しているのです。


この世を成立させるためには、必然的にこの記憶封印の”精度”が必要になっているということを認識してみてください。これがなければ、事前に解答のわかっている欠陥問答の連続になってしまうのです。


これを踏まえて、いまお伝えしたいことがあります。


この世での行動にはいろいろな動機があってしかるべきですが、中には特別な(価値ある)動機も存在します。それが誰かを助けようとして被救助者の待つ部屋に飛び込む場合です。
その部屋でどのような結果が訪れるのかは関係ありません。リスクの計算も関係ありません。


飛び込まなかった場合に、その部屋の中で”助けられたかもしれない人”がどのように悲惨な末路を辿るのかも関係ありません。


この特別な動機(部屋の中で窮地に陥っているだろう特定の誰かをいまどうしても助けたい)をもっている人にとって唯一の問いは、


「飛び込まなかった部屋の<外>で残りの一生私はどのような想いをもつか」です。Fiora


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