海外ドラマのゲーム・オブ・スローンズのキャラクターでジェイミー・ラニスターというなかなか男前の貴族の御曹司にして凄腕の剣士がいるんです。


彼は鼻持ちならない男で、腕は立つし、財力もあるしで、とうてい友達にはなりたくないキャラなんです。
ですがあるとき、右手を切断され、自我の根本であった「剣の腕」を失います。
当初はふさぎこむんですが、
同行していた仲間の女性に「女みたいなやつだ」と叱咤され、変わり始めます。


人生ってそういうことの連続ですよね。
右手は残らないですが、
成長は残るんです。


何が残らず、何が残るのか、
最初は見間違えます。


幻影は残らず、真実が残ります。
いつもそうです。


先日、糸井さんの
右肩上がりで「誠実さ」が大事だと思うようになっているという記事を引用しました。


経験が示唆するのは、
悪い経験も、良い経験も、どんな経験も、
「良心」や「誠実さ」を守ることの重要性を示唆しているのではないかと思うようになりました。


人の成長は、
神との関係で、
ただそれだけが残るという説に、賛成です。


神は、人が考えるより深い愛なんです。
神は、人が思いやるより思いやるんです。


完璧な神に対して、
ただひとり、わたしはどうなんだ?


彼に対して何をした。
彼に対して何をしている。


現状を経済問題ととらえない。
現状を健康問題ととらえない。
現状を人間関係ととらえない。


このいまは神の息吹に対するだれかの「反応そのもの」です。
そのだれかがだれなのか納得するのに時間がかかります。


そうだ、僕のまわりには小鳥だの、木々だの、草原だの、大空だのと、
こんなにも神の栄光があふれていたのに、
僕だけが恥辱の中で暮らし、一人であらゆるものを汚し、
美にも栄光にも全く気づかずにいたのだ。
- ドストエフスキー -
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