エジプト東部シャルムエルシェイク発、ロシア・サンクトペテルブルク行きのロシアの航空会社コガリムアビアの9268便(エアバスA321―200型機)が31日、エジプトのシナイ半島に墜落した。乗客・乗員224人の大半がロシア人。AP通信によると、エジプト当局者は全員が死亡したとしている。


ロシアの航空当局などによると、墜落機は31日午前5時51分(日本時間午後0時51分)に離陸し、23分後にレーダーから消えた。墜落現場は半島北部の町アリーシュから約100キロ南の山岳地帯。衛星放送アルジャジーラなどによると、現場で100人以上の遺体が見つかり、軍がヘリコプターで搬送しているという。機体は真っ二つに割れているという。在エジプト日本大使館によると、乗客に日本人はいないとみられる。


シナイ半島で勢力を広げる過激派組織「イスラム国」(IS)系武装組織は31日、「ロシア機を撃ち落とした」とする声明をインターネット上に発表した。これまでのISの犯行声明と同じ書式を採っており、「イスラムの地上にも空にも、ロシア人の安住の場所はない」などとしている。



日本時間11月1日未明に地球に最接近し、通過する「死んだ彗星(すいせい)」の核。表面にくぼみがあり、人間の頭蓋骨のように見える(アレシボ電波望遠鏡で10月30日撮影、全米科学財団提供)


米航空宇宙局(NASA)は31日、地球に日本時間11月1日午前2時ごろに最接近する小天体を観測した結果、「死んだ彗星(すいせい)」の核である可能性が高いと発表した。過去に太陽への接近を繰り返し、もはやガスやちりをほとんど放出しないため、核を取り巻く明るいコマや長い尾がないと考えられる。
この小天体「2015 TB145」は直径約600メートルで、地球から約48万6000キロ離れた所を通過する。この距離は地球と月の間の1.3倍に相当し、地球に衝突する恐れはない。中米プエルトリコにあるアレシボ電波望遠鏡で観測した画像では、表面にくぼみがあり、人間の頭蓋骨のように見える。
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