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アフガン地震:死者360人超 被害の全容把握は難航
毎日新聞 2015年10月27日 20時50分(最終更新 10月27日 22時40分)


26日に発生したアフガニスタン北東部を震源とする地震で、死者数は27日夜までにアフガンと隣国パキスタンで計360人を超えた。被災地にはアフガンの旧支配勢力タリバンなどの武装勢力が支配する地域が多く、被害の全容把握は難航している。


両国の政府当局者らによると、パキスタンでは少なくとも248人が死亡し、約4400棟が全半壊した。アフガンでも115人が死亡し、損壊家屋は約7600棟となっている。


アフガン政府は救援隊を被災地に派遣したとしている。だが、両国の国境沿いにはタリバンの支配地域が広がっており、実効性のある支援ができているかは不明だ。


タリバンは27日に声明を発表し、「被災者にテントや食料、医薬品を提供してほしい」と呼びかけたが、軍や政府機関が支配地域で活動するのは難しいのが現状。さらに、東部ナンガルハル州では過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域もあるとされ、アクセスは難しい。各州政府当局者によると、27日時点でも被災地にはほとんど支援物資が届いていない。


一方、パキスタンでは27日、北西部・南ワジリスタン管区で武装勢力がアフガン側から検問所を砲撃して兵士7人を殺害した。国境地帯で緊張が高まることで、救援活動に支障が出る恐れがある。



アフガニスタン北部のタハール州ダルカド郡で28日、旧支配勢力タリバンが行政庁舎や警察署を占拠した。



26日にマグニチュード(M)7.5の地震が発生したアフガニスタンで、武装闘争を続ける旧支配勢力タリバンが攻勢を強めている。タリバンは被災者支援を呼びかける声明を出す一方、28日には北部タハル州の一部地域を制圧した。被災地では軍などによる救援活動が本格化しつつあるが、治安維持との両立を迫られている状況だ。


タハル州当局者などによると、タリバンは28日未明、ダルカド地区の検問所や警察署などを襲撃し、治安部隊と数時間にわたって交戦した。タリバン報道官は、この戦闘で治安部隊12人を殺害し、同地区を「解放した」と主張した。ロイター通信によると、同地区では地震の被害情報はないものの、タハル州では少なくとも15人が死亡している。被災地周辺での治安悪化により支援活動が影響を受ける可能性もある。


今回の地震を受け、タリバンは発生翌日の27日、援助団体に対して「テントや食料、医薬品を被災者に届けるのをためらわないでほしい」と求める声明を発表していた。一方、最高指導者のマンスール師は同日発表した音声メッセージで地震には触れず「さらなる勝利に向け、敵に大打撃を与えよう」と戦闘の継続を呼びかけた。


地元メディアなどによると、地震による死者数はアフガンで少なくとも115人、隣国パキスタンで267人。損壊家屋は両国で約2万棟に上っている。
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