(CNN) 米国防総省は27日、次期長距離爆撃機「LRS―B」の発注先を米軍需大手ノースロップ・グラマンに選定したと発表した。
カーター国防長官は同機について、米空軍の攻撃力と抑止力を支える根幹になると述べ、米国はこれで「全世界に国力を誇示する」ことが可能になると指摘。「同爆撃機の開発は次の50年に向けた戦略的投資になる」と強調した。
LRS―Bの具体的な性能について、当局者の口は堅い。ただ、通常兵器と核兵器を搭載でき、有人でも無人でも飛行できるステルス爆撃機になると見られている。
空軍のジェームズ長官は、米国から発進して世界中のどんな標的でも攻撃でき、相手国や潜在的な敵による新興の脅威に対抗できる性能を持つと説明した。
ノースロップ・グラマンは空軍の現行のステルス爆撃機「B―2」の開発も手掛けた。次期長距離爆撃機を巡っては、航空軍需大手ボーイングとロッキード・マーティンが組んでノースロップとの間で契約受注競争を展開していた。
国防総省によると、受注先にスケジュールとコストを守らせる目的でLRS―Bの契約は2つに分割。このうち第1段のプロジェクトでは設計および製造開発段階を網羅し、コストは214億ドル(約2兆5700億円)と推定されている。 契約の第2段では100機それぞれの建造をカバーする。契約に盛り込まれた1機当たりのコストは推定5億1100万ドル(約614億円)で、国防総省が設定した5億5000万ドルの予算内に収まる。
空軍の予想では、LRSBプロジェクトにかかるコストはB2の際の3分の1程度に抑えられる見通し。



国際移住機関(IOM)は27日、今年初めからこれまでに中東やアフリカから地中海を渡って欧州に到達した移民や難民が70万4200人に上ったと発表した。
ほかに船の転覆などで欧州にたどり着けずに死亡した人は3200人を数える。
上陸地をみると、ギリシャが56万600人で全体の8割を占める。今月だけでギリシャへは16万人が渡った。ギリシャに到達した人のうちシリア出身者は7割に上り、アフガニスタン出身者が続く。
上陸地は、ほかにイタリア13万9500人、スペイン3800人など



今回の作戦でボコ・ハラムから解放された人たち=ナイジェリア軍提供


(CNN) アフリカ西部のナイジェリア軍は28日、同国北部などに拠点を築くイスラム過激派「ボコ・ハラム」の野営地を27日に襲撃し、拘束されていた338人を救出したとの声明を発表した。
助け出したのは子ども192人、女性138人に男性8人。武器や弾薬も押収した。軍が作戦を実行したのはサンビサ森林地帯にある村落2カ所。
ボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボクで学校を襲い、女学生数百人を拉致していたが、今回救出した人質の中にこれらの生徒が含まれているのかは不明。
ナイジェリア軍はまた、情報提供を受け、アダマワ州で自爆テロ攻撃を実行しようとしていたボコ・ハラムの拠点を攻撃し構成員4人を殺害したとも発表した。自動小銃、爆弾、迫撃砲や現金も押収した。
同国軍は今年9月にもボコ・ハラムが支配していた村落2カ所を襲い、人質となっていた女性と子ども計241人の解放に成功していた。この作戦では上位幹部1人を含む戦闘員43人を拘束していた。
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