グルの限界について書きます。


昨日書いた条件を満たすグルでさえ、できることの限界は「月を指差す」ことに留まります。


人を月に送り届けることはできません。
指差しが限度であって、その指差しから本物の月を見れるかどうかグルにはコントロールできません。


「マニュアル」を作って山頂にたどり着くことを約束できるグルもいません。
決まったやり方で誰もが達成できるなら、とうに種々の聖典が達成しています。
8合目までは「マニュアル」で画一的に可能なのではないか。そういう意見もあるでしょうが、それすら定かではありません。


一人一人は『道なき道』の途上にあるのです。その現状を本人より正確に理解できる他人などおりません。
グルにそれを求めるなら幻想です。あなたは自分のエネルギーをロスしています。


また指差しには何ら価値はありません。
価値があるのは月であり『光』だけです。


指差しを情報と解釈しても同じで、その情報には何の価値もありません。
価値があるのは『光』だけです。


ですからグルには何の価値もありません。そしてグルは自分に価値が全くないことを完全に理解しています。


ところがグルに仕える人々は当然ながら誤解していきます。
『光』を見たことがないからです。


私より先に『光』を見たんだから偉そう…ちょっと威張られても仕方ないかもだし…えびの天ぷらを一尾「グルグル先生」に多く…人間的な誤解も当然のことです。


事実は『光』は共産主義が子供のおもちゃにしか見えなくなるような完全平等を意味します。
愛以外を体現する方はグルではありません。あなたの直感を大事にしてください。


グルは高貴で立派な人格、という思い込みが始まります。
さらにいつか自分を月に送り届けてくれる人と信じたがります。
錯覚なのです。
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Fiora & nobody