以前に書いたアリアナ・グランデさんのテロの話ですが、私はあれを一生誰にも話さずにおこうと思っていました。人に話しても意味は薄いし、逆に自分で隠しておくことには非常に大きな意味があると感じていたからです。


「時が逆転するなんて」ふつうに生きている人には知られるはずのない秘密です。霊能者として知られている下ヨシ子さんがまだテレビに出て間もない頃、競輪の予想をさせて10レース中7レースの一着を当てたことがありました。単純にとるなら3分先の未来を70%の確率で見通したという事象です。偶然と言う人、詐欺だと言う人、どちらも当然の反応です。公園さんもときどき書かれている出口王仁三郎氏にいたっては観測した時間軸は数十年も先のことまで含まれていました。でもこれらは現実に存在している能力です。そしてここが大事なのですが、それでいて重要な能力ではないということなんです。


なぜなら、この世界における価値というのは「神界が決めているから」です。神界は、神との関係を強化したこと、つまりは己の闇と向き合い、世界全体が勇気や優しさや思いやりをもつ一助となったことは評価しますが、お金を稼いだこと自体はまったく評価しません。家族を養ったことは評価しますが、現状を自力で成し遂げたと思い上がっている者をそのまま認めたりはしません。ギャンブルに予知能力を用いた場合、それを見た人が安易に価値観を歪めてしまう結果につながれば、予知能力を用いた人間は連帯責任として大きなペナルティーを負います。すべての能力や道具は、あくまでも「神界に寄与するために存在(貸与)している」のであり、一人の人間が勝手に利益を追求してよいものではないという小学生にもわかるような道徳に近いものになります。でもこれが単なる道徳ではないのは、神界や霊界の「追跡能力」が洒落にならない次元であることが後になって知らされるからです。一般にカルマと呼ばれているこのシステムは、「自分が与えたことからは、絶対に、逃げられない」という単純極まりない、それでいてこの上なく恐ろしい学習連鎖であることに気づかされます。


つまり人が「他人に与えた影響」として意識から切り離していたものは、後で「人の枠を外されると同時に戻ってくる」のです。それはズルいよと叫ぶ人が多そうですが、事実こういうシステムになっているので文句を言っても意味がありません。以前日本では殺人事件の時効は25年でしたが、被害者遺族の苦しみは26年後だろうが48年後だろうが無関係に続いていました。神界は、被害者と被害者遺族の意識、逃亡に成功した加害者の意識の「枠だけ外して」自分が与えた結果を完全に消化するまで直面させます。人のつくった法律などお構いなしです。私がやったことにはどのような意味があるのか、神界が、そして大神様が納得されるまで続きます。この事件の加害者は、自分の心理、与えた影響を100%全側面からフルに味わった上で、大神様の下で決断を下します。この過程の間中、この加害者は大神様から被害者と同じように愛されています。だからやり直せるのです。エネルギー保存の法則に近いです。人は身体を失っても、自分が与えたものからは逃げることはできず、電源オフにもなりません。この全銀河とそれ以外の世界さえ統合している大神様と直面し、より神界に近づけるように次の学習を大神様の下で決断し続けます。アリアナさんの事件のことを書こうと思ってたんですが、また次の機会にします。n0024


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