テロリストのパラソルという小説があって、主人公は人生半分終わった感のあるアル中のバーテンダーだった。
彼の青春時代はボクシングと全共闘だけがあって、その時代を思い返す彼はある時親友にボクシングのおもしろさを語る。
「おもしろいんだ、あれ」
そのボクシングのおもしろさの「描写」が、読み終えて何十年たっても忘れられない。
物理動作を描写しているように見えて、
人が何かをおもしろいと感じる、おもしろさの「本質のほうを描写する筆」だった。
対して、全共闘の正義の色褪せたことといったらなかった。
時を経れば、無惨に、冷酷に、中身のなかったものは明らかになる。
じゃあボクシングには中身があったのか。あったんだろうね。n280010











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