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…ハァ!?


現代科学の基礎となっている形而上学的概念

ウィリス・ハーマン博士は著書『グローバルマインドチェンジ』の中で、三種類の形而上学、M-1、M-2、M-3を挙げている。これは発展する人間の歴史の中で用いられてきたもので、博士はこれを以下のように定義する。


M-1形而上学=唯物的一元論(物質から心が生じる)

この形而上学によれば、宇宙の基本構成要素は物質とエネルギーである。真実について学ぶために測定可能な世界を研究する。「意識」というものがなんであれ、それは動物の進化が充分に進んだ時点で物質(つまり脳)から生じるものであり、意識について学べることはすべて、脳を物質的に研究した結果得られた知識と一致しなければならない。物質である生命から離れて存在する「意識」というのは知られていないばかりでなく、考えられないからである。


M-2形而上学=二元論(物質+心)

もう一つの形而上学として二元論がある。これによれば宇宙には二つの異なる基本構成要素がある。物質およびエネルギーと、精神ないし霊である。物質とエネルギーは現代科学の道具で研究され、精神と霊はそれに適したほかの方法で探索しなければならない(たとえば自己の内面の主観的観察)。したがって、世界には本質的に二つの相補的な知識が存在し、それはある領域では重なりあうと考えられる(たとえば超能力現象)。


M-3形而上学=超越的一元論(心から物質が生じる)

さらに第三の形而上学では、宇宙の最終的構成要素は意識であるとする。心あるいは意識の方が主要であり、物質とエネルギーはある意味で心から生じる。物質世界はより大きな「意識」にとって、個々の心にとっての夢のようなものだ。究極的には、物質世界の背後にある真実は肉体感覚ではなく深い直感によってアクセスされる。意識は物質的進化の産物ではなく、むしろ意識の方が最初にあった。


西洋文化の思考の条件づけや科学的業績はもっぱらM-1形而上学(物質から心が生じる)に基づいており、これが機械論的科学を支えている。しかし、人類の未来はすでにM-3(心から物質が生じる)モデルの中に蒔かれており、こちらはホログラフィー的科学につながる。


人気女優リリー・トムリンのブロードウェイヒット劇「宇宙における知的生命の探索」に出てくる浮浪者の女性はこう言う。
「真実ってのは、集団的思いつきよ」。

人は一般に、自分が受け入れている「真実のモデル」を「真実である」と主張する傾向がある。真実がそのモデルに合わないと困ってしまう。この場合、自分自身を責めるか、「モデルに合わないのでそんなことは不可能だ」と宣言する。自分のモデルが限られているとは認めようとしない。
すべてのモデルには限界がある。このことを忘れてはいけない。これを忘れない限り、特定の真実の比喩を偏見のない形で受け入れることには問題はない。


今日もありがとうございました。
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