フィオラは一文字も悪口を言ったことがない
一言も悪口を言わない、ように努めるというのは人間誰しもできます。でもフィオラと知り合ってから、わたしが彼女と会話しながら学んだことは、自称死のガイドな死神フィオラは悪口を言わないことです。まったく言わないです。気配すら1ミリもないです。ですから一文字も言わない。
沈黙しているんです。海の底にいるように。
そして、これから移動する方向だけ誘導灯のように示しているようです。
誰かや何かから離れることを示唆する(ようにnobodyには思える)ときは、御礼申し上げ、感謝して受け取り、
この贈り物をあなたが活かす番なのです、とわたしに説きます。
生前のフィオラはイタリア人、カトリックのはずです。
ですがキリストのことはほとんど語らず、彼女が語るのはアマテラスオオミカミと思しき「皇(すめらぎ)」のことばかり。
これから何が起ころうとも、皇を信じなさい。
そう言われています。
この自分に、ありのままのみんなに、今日をありがとう。
HN:
Fiora & nobody