川と擬人化ミステリー(nobody編)


ここに川があって、爆弾がつぎつぎに流れてくるとします。
爆弾ですので、爆発します。川の中央付近で爆発していきます。


当然、上流にこれらの爆弾を流す「爆弾魔」がいるはずです。


でも上流は視界が届かない場所ですから今この場で爆弾魔の姿は確認できません。


・爆弾
・爆弾魔(上流にいると思われる、証拠は流れてくる爆弾)


上流に監視カメラを置くことになりました。
監視カメラの電源はここから遠隔でON、OFFを切り替えることができます。
その映像はここで確認できます。


・爆弾
・爆弾魔
・監視カメラ


監視カメラの電源をONにすると不思議なことが起こりました。
爆弾魔の姿は確認できないのですが、


「爆弾が止まった」んです。


・爆弾(流れてこない)
・爆弾魔(確認できない)
・監視カメラ(ON)


不思議に思って監視カメラの電源を切ってみました。
すると



再び爆弾がつぎつぎに流れてきました。


焦って監視カメラをONにします。
爆弾魔はやはり確認できません。
でも爆弾は何個も流れています。


そして、それらの爆弾が終わると、また爆弾がぴったり止まりました。


・爆弾(流れてくる)
・爆弾魔(いるはず)
・監視カメラ(OFF)


それから何度も同じことを試してわかってきました。
爆弾魔の正体は不明ですが、
カメラ稼働中は爆弾を流せないらしいのです。


監視カメラ(ON)→爆弾流れてこない


こうも言えます。
爆弾魔の不在を確認中=爆弾流れてこない
爆弾魔の実在を予想中=爆弾流れてくる


爆弾Aは爆弾魔の存在の証拠ではありません。
爆弾A=爆弾魔いるはずと予想している証拠、です。


苦しみというのは、爆弾の爆発の衝撃です。


爆弾魔がいるはずと予想している場合のみ苦しみは生まれ続けています。


本当に爆弾魔はいるのでしょうか。
監視カメラは電源ONにし続けることはできないんでしょうか。
誰かが数分おきに電源を切るんです。何度も何度も電源をつけなおすしかありません。


電源を切り、爆弾を流し始めるのは
過去からの亡霊とも言えます。


何か意識化していないことが残っている場合は「意識をさらう」想念に巻き込まれます。
過去に決着をつけない限り、とどまりきるのは難しいです。


わたしたちはゴールに早く辿りつきたい、この苦しみから逃れたいって思うんですが、
実際はそういうシステムの理解が誤っているんですよね。


「ここ」を「愛して」ということなんです。
「いま」に「感謝」できないのは「ふつう」のことなの?と逆に問われているんです。


いまに感謝できるふつうがどれほど愛しいかわかるなら、ここがもうゴールなんです。
(エックハルト・トールは、愛だけは、いまにとどまる結果として後でついてくるという説明の仕方をしていました。叡智の側面から入る人はそう説明するのかもしれません)


瞬間を愛する、ことがもうゴールなんです。
瞬間=愛「じゃない!」この「じゃない!」が思い込みにすぎないことを見抜く挑戦です。


わたし昔は「愛」なんてただの精神論だろうと思ってました。
そうじゃないんですね。


造物主の設計した全体の構造が「愛」によって成り立っています。


今日関わったすべての人に、関わってくださってありがとう。



この自分に、ありのままのみんなに、今日をありがとう。
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