これを食え！的な店主
メニューがなくて、店主がその日の気分で適当な種類のラーメンを出す店があるとします。
逆にたくさんのメニューがあるラーメン店も隣にあるとします。
客にとってある意味で楽なのは「これを食え！」の店のほうです。
どうしてかと言うと、自分には選択権がないこと、選択の責任がないことが「割り切れる」からです。
逆に選択できる店は、ラーメンを食べた後の結果に「選択の責任」が加味されるので混乱します。
このラーメンの選択と、
これを食え！の無選択はスピリチュアルの問題そのものだと思うんです。
この瞬間というのは、これを食え！です。
選択権などありません。
こちらの責任は
１００％味わうこと
それのみです。
記憶が飛んだ
お酒を飲み過ぎたとかなんらかの原因で記憶が飛んだ経験をもつ方は多いと思います。
全身麻酔をしての手術なども記憶は飛びますね。
記憶が飛んだら、存在は消滅したでしょうか。
消滅しないです。
記憶がなくても、存在は途切れることはありません。
記憶がないだけです。
記憶が飛んだ間、
「意思決定」は行われたと言えるでしょうか？
これは言えません。意思決定をした記憶がないからです。
お酒を飲み過ぎて、記憶を失い、その間何があっても、
意思決定をした記憶がない以上、たとえ意思決定が行われていても、「行われた」とは言えません。
では、この世界での日々の意思決定は、
いざこの記憶を失って目覚めると「なかったこと」になるのでしょうか。
なかったことになるとは言えませんが、あったとも思い出せなくなるでしょう。
記憶を失って
目覚めると
その間の意思決定があったとは言えなくなります。
逆に記憶を失っていなかったら、記憶が存続していたら
意思決定があったと主張できます。
生前のこともそうです。
記憶があれば「生前に意思決定があった」と主張できますが、
記憶がなければ「生前に意思決定があったとは言えない」になります。
死後もそうです。
記憶があれば「死前に意思決定があった」と主張でき
なければ「死前に意思決定があったとは言えない」になります。
自我の範囲は記憶の範囲です。
記憶が失われれば、自我は活動範囲を失います。
存在はいつも記憶には依存していません。
生前・死後だけではありません。
その他どんなパラレルワールドがあったとしても、記憶がなければ何も言えなくなります。
肯定も否定もできません。
繰り返しますが自我の範囲は記憶の範囲です。
自我とは記憶です。
そして、存在は記憶に依存していません。
記憶は存在に依存しています。
記憶は圧縮データのようです。
もう完了しています。
記憶が正確か、間違っているか、それもわかりません。
単なるデータです。
そして確実に存在しているのは「いま」という存在だけです。
雑
スピリチュアル業界のわけのわからない高額セミナーの話を聞きました。
貧乏から人を救うためには、人に高額のお金を請求し、喜んでそれを払ってもらうことで、その人はそういった金額を受け取れる循環の流れに入るんだそうです。
たとえばですよ。貧乏で悩んでいる人がいるとしますね。
その人に３０万円請求すると、３０万円喜んで払うことによって、世の中から３０万円を「受け取りやすくなる」という主張のようです。
高い値段設定が貧乏を救います！
興味深いスローガンです。どんな理屈でもとにかく「集金」する。それを褒め称える人まで出てきちゃったりして、匂い立つものがあります。
霊性の重要度に対して、こういう値段設定は残念です。
こういうものからしたら、受け継がれてきた聖典のクオリティは高いですね。
詐欺が横行するような思考停止と、本当に悩んでいる人を利用する手口は好きじゃないです。
この場合の被害は金銭面ではありません。そういう人の「霊性」を高いと信じてしまうと、本当の師がつねに自己の内側にいることに気づかなくなってしまうのではと思います。
パーフェクトビジョンって曲ありましたっけ。
それって理想をイメージした姿ではなくて、まさに「ここ」のことですよね。
なぜパーフェクトなのかというより、なぜパーフェクトじゃないと思えるのかのほうが課題を正確に浮き彫りにします。
現代語で平易にしゃべってもらえないと
何言っているのかわからない、ということもときどきありますね。
ただ言葉の表面的な流れよりも、背後のエネルギーが伝わってくるのも事実です。
でも平易にはしゃべってほしいですよね。
こういうブログなんかを書くよりも、自分の心に直接向き合った方がいい
という忠告をネットで見つけ、「そうかも。」と感じました。
人は悩みや秘密を持つと、人に話してすっきりしたくなるそうです。
わたしもそうかもしれません。
この自分に、ありのままのみんなに、今日をありがとう。
ＨＮ：
Fiora & nobody