2016年から綾瀬はるかさん主演で放送される大河ファンタジー「精霊の守り人」は一番好きなアニメの一つでした。


薄っぺらい悪役が一人もいない、なんて言われてましたが、こういう人物像は作り手側の視点の深さの投影というか、


「薄っぺらい視点が、薄っぺらい人を見る」のだと改めて感じさせました。



刀鍛冶


かなり好きな回だったんです。
「究極の名刀とは何ぞや?」という刀鍛冶の問いかけがあります。


人を斬らずに業だけ斬る。


刀鍛冶と武人、双方の信頼と腕が極限まで高まったときにのみ誕生する究極の名刀。


バルサはこれによって人殺しの業を重ねることから解放されます。


アニメで描かれていますが、大国間の力関係にも通じます。
人を斬り業を重ねる輪廻の中では、救われることはありません。


この時代だからこそ、
業というものの実体に再び注目するときが来ているのだと思います。



結び目


一体の世界を分離させている結び目こそ「私」です。
「つないでいる」ような気がしていたら、


「つなぐ必要性を感じている唯一の分離」とは「私」のことだったんですね。


注意を反転させなければ、投影元にぽっかり穴が開いていることに気づきません。



目覚めの季


あなたにいまあるものは
あなたにいまあるものです。


青いのに以前からそう言われていました。
「すべて」が自分だとすると、その「すべて」とはどこまですべてなのか。
例外も過去も未来も雑念も影も闇も他人も嘘も
すべてはすべてなんです。



六角鉛筆と丸い鉛筆


色鉛筆は丸いものが多いです。
その理由は芯が通常の鉛筆より折れやすいため、芯に近い距離がない円形であれば芯に衝撃が届きにくいからだそうです。


ころころ転がしてみれば、六角と円形の転がり方はかなり違います。
摩擦も少なく、衝撃も少ない円形はより速く、より遠くまで転がります。


人で言えば、これは葛藤の少なさとも言えます。
ひっかかるようなこだわりや執着がなく、常に流れと共に流れていく(風見鶏を意味しません)。


六角鉛筆のように、芯との距離に近いものがある場合は、強気もあれば弱気もあるわけです。
状況や条件に依存しない円形はわたしたちの自然な姿かもしれません。


また明日です。



この自分に、ありのままのみんなに、今日をありがとう。
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